スパイス料理研究家 香取薫先生をお迎えして、最新刊「世界一おいしい豆カレー」の出版を記念したイベントを開催いたしました。

イベントでは、香取先生が参加した皆さんから次々あがる質問に、どんどん答えていただき、さらにそこから話題が膨らんでいくという具合で、2時間以上喋りっぱなし、という状態になってしまいました。
インドのこと、スパイスのこと、新刊本の企画・制作の裏話やご苦労の様子から、香取先生がインド料理に魅せられた部分や先生のルーツに関わるお話まで、幅広く、かつ深く濃いお話をみっちりお伺いできました。
せっかくのイベントでしたので、私たちとら屋食堂も「豆」をテーマにしたメニューをご提供させていただきました。

ワダとココナッツチャトニ、そしてガハット豆のスプラウトを使ったスンダル
ガハット豆は別名ホースグラム、p28に登場します。

モロヘイヤが入った冷製ラッサム、「豆」ということで、豆腐を入れて冷汁風に仕上げました。

右下から順番に、サンバル、ダール、カード、ひよこ豆と里いものボルタ、つるむらさきのポリヤル、遊佐野菜のヴィンダルー、ゴーヤのマサラポリヤル、パパド、バスマティライス、そして隠れていますが、インジプリも。
里いものボルタは、p92・93のレシピで作りました。

「白ナスのマサラ田楽」
山形県遊佐(ゆざ)町の「遊佐のお嬢さん」と呼ばれる白ナスに、豆・スパイス・ココナッツなどをローストしたペーストを田楽風にのせて仕上げました。

「ムーング豆のパヤサム」p119のレシピで作りました。「世界一おいしい豆カレー」の本では、仕上げはココナッツファインとなっていますが、ロングをローストしてトッピングしています。
豆を主役にしたメニューは、どうしても重たくなりがちですが、お話の妨げにならないよう、気持ち良く召し上がっていただきたいと思い、献立を考えてみました。
特に意図したわけではありませんでしたが、気づけばベジ仕様になっていましたが、十分ご満足していただけたようで、皆様からも温かい感想をいただきました。
香取先生、ご参加の皆様、貴重なお時間をご一緒できて嬉しかったです。ありがとうございました。
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