漁船で送迎された秘境飯。
こんにちは
いやー日にちが過ぎるの早すぎます。
ちょっと順番が前後していますが、福岡ツアーの最終日の7月10日、香取先生をはじめとするキッチンスタジオペイズリーご一行、サトヴィック・アーユルヴェーダ・スクールの佐藤先生、今回の福岡ツアーでは大変お世話になった山口ご夫妻、遠く(距離的にはうちらよりは近い・・・)島根からイベントの撮影係兼なんでも屋さんと化していたTさんの10名で、佐賀の玄海町にある「魚山人」というお店で打ち上げを行いました。
地図はこちら。
当日は、福岡市内の山口家よりトータル百数十kgはあるであろう荷物をヤマト運輸に預け、空港前のレンタカーを借り増しし、山口ご夫妻以外の皆さまをアーユルヴェーダ学会が開催された会場近くのホテルにてピックアップしてから待ち合わせ場所である仮谷港に向かいました。
荷物の搬出に時間を取られ、休み明けの月曜日ということで道路も混んでいて、予定通りの時刻に待ち合わせ場所である漁港に着くことができませんでした。
事前に遅れる旨の連絡をしましたら、「気を付けて来てください。」との救われるお言葉をいただいていましたので安全運転で、無事、お伺いすることが出来ました。
船でしかお店に伺うことができないお店ということで一行は、テンション高め。
そんな様子は、お店のオーナー吉田さんが、颯爽と漁港に着岸、係留されると吉田さんに対して手振りまくりでしたので一目瞭然。目の前にいらっしゃるんですから・・・(笑)
それぞれ一仕事、二仕事終えられたあとですので、相当嬉しかったんでしょう。
そして、魚山人さんはなかなか予約が取れないから、今回のために3月(4月だったかな?)には予約を入れたんですよ~と伝えてましたし、お腹がすいたのも相まって、吉田さんが何か食べ物に見えたのかもしれません。(^^;
冗談はさておき、吉田さんに挨拶をし、船に乗り込みます。
「魚山人に向けてLet’s Ra Go!」という掛け声はありませんでしたが、ワクワクな気持ちを持ちつつも、船が揺れないか若干心配していましたが、ほとんど揺れもなく、あっというまの5分で目的地到着です。
噂にたがわぬ、孤立感。
半島の脇にポツンと数件、建っています。
後ろは崖のありそうな山。
なんだか凄いところに来ちゃった感がありましたが、落ち着いてもいられません。
船から降りた安堵感から、もよおしました。。。
同じような方が数名、ここはレディ・ファーストです。
いや、先を越されただけにすぎません。
皆さん、早いんです。
お店(20名位入る、宴会場の雰囲気)にあがり、一段落したところで漁師である吉田さんが獲られた魚介類料理の出し方や、ドリンク類は冷蔵庫から勝手に出して飲んでくださいと説明があり、食事の始まりです。
階段で足早に降りた吉田さん。でも、すぐに上がってきて食事のながれなどの説明が始まりました。
まずはお刺身です。
次に持ってこられたのは、自家製のさつま揚げ。
揚げたてでしたので、すぐに食べて!と言われましたがグズグズ写真撮ってしまいました。
揚げたてもあって、口の中ではじけるというかむにゅむにゅして美味しいんです。
いいもの食べさせてもらいました。
ほぼほぼ一人で飲み始めたビールが進みます。
うまい!
さざえの壺焼きがやってきました。
このさざえもご自身で獲られたもので、味付けは醤油のみ。
その醤油も自家製というから驚き桃の木山椒の木。
程よくビールも回り始めてきましたが、まだまだこれからです。
味醂と醤油だけのような(もしくは麹と醤油かな)味付けですが、ものが良いのであまり手をかけないことが美味しく作るコツだそうです。ちょっと骨っぽいけれど、すごく美味しい。
皆さん骨を手に取って身をしゃぶりとっていました。
すると・・・
あわびがやって来たじゃないですか。
みなさん、ひゅーひゅー言っています。
まるで、牧瀬里穂状態です。
姿焼きと書きましたが、蒸しかもしれません。
私としたことが、殻を手に取りそのまま身を一口で食べきってしまいました。
もう少し、味わって食べるんだったなぁと今でも後悔しています。
そして、やっぱりあわびの力って大きんだなぁと思いました。
身も厚く、ほっくほく。
魚嫌いも、好きになっちゃうんじゃないかと思う美味しい天婦羅です。
美味しいの連発していますが、マジ美味しい。
ひじきのキッシュが登場です。
キッシュ?
まっくろで驚きましたが、フレンチの坂井シェフと考えられたようです。
食感もしっとりしていましたし、ひじきの甘みが感じ取れるというか・・・
ちょっと酔いが回ってきた状態で食べてしまったのが悔やまれます。
もう一度食べたい・・・
やっぱり自家製のポン酢が味の決め手。
そんなにも酸っぱくはなく、たことの相性もバッチグーでした。
酸っぱいものが続きます。
私の大好きなもの、伝えてはいないんだけどよく出てきます。(笑)
もう少しほしかった・・・これくらいの量だと一口ですすってしまいました。
味わって食べていません。
喉ごしはよかったです。
あ、うちの相方さんがちょっともずくを分けてくれました。
ありがとう♪
分けてもらったもずくは少しずつ味わっていただきました。
塩っぱくもなく美味しいもずくです。
沖縄のものとは違うんですよ。と、おっしゃっていましたが記憶はどこかに・・・
調べました。
沖縄のもずくは太もずくといって中心が空洞になっているようです。
こちらで食べたものは、太いの反対で細もずくと呼ばれます。
中心は空洞になっていせんが、成長すると太くなるようです。
漁師さんは、食べごろを見計らって採られているんですね。
と、書きましたがうそっぴょーん。
こちらのお店で戴いたもずくは「糸もずく」です。
表面にぬめりがあり口当たりが滑らかみたいです。
私は思いました。滑らかすぎて一気に食べてしまったんじゃないかと・・・(^^;
と書きましたが、違うサイトも見てみようと見たら細もずくが糸もずくのかっこ書きされているじゃないですか。
でも、成長しても太もずくにはなりません。それは間違いないようです。
「もずく 種類」 ※興味ある方は、ご確認ください。
つづいて運んでいただいたのは茶わん蒸しです。
もうそろそろ〆が近づいてきたなぁと寂しい気持ちになってしまいましたが、具材の説明を聞いて驚きました。
あ、この茶わん蒸しもフレンチの坂井シェフと考案されたようです。
雲丹にミント(ペパーミント)が合うので、お楽しみくださいと言われましたので、ぱくっとスプーンで掬って食べてみました。
え!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!
雲丹とミント、合うじゃん!!!!!
びっくりしました。
こんな食べ方初めてです。
芽ねぎと一緒に食べたり、岩塩の粒が乗っていたりしたことはありましたがミントですよ。
ミント。
食べてみんとわかりません。(^^;
もう、この衝撃たるや・・・その時、食事会でミントと雲丹を味わってもらいたいと心に秘めたのでした。
ちなみに雲丹は幻といわれる赤雲丹だったんじゃないかと思われます。
ミョウバンの臭みもなく、美味しい雲丹でした。
惜しむらくは、素の雲丹も食べてみたかったことです。
雲丹を分けて食べること必要かと思いました。(次回は注意するように!備忘録的に書きました。)
あと、写真撮り忘れたのですが大きな椎茸が入っていました。
凄く柔らかく、出汁を十分吸った椎茸だったのですが、その椎茸自体も美味しいの南野陽子。
最後に五代進ではなく、古代米で作ったお寿司です。
その古代米に合わせたお酢(赤酢)も自家製だとか。
太巻きには紫蘇を刻んで入れた梅酢か赤酢どっちだったか…
ビール大瓶5本は一人で飲んでいましたので、お腹一杯だったのですが、私、ビール入ると食べ物欲しくなるんです。
そんな状態だったのですが、このお寿司のまた美味しいこと。
握りの状態も、口に入れるとほぐれるというか絶妙な握り加減。
赤酢の柔らかな甘みと程よい酸味が、もう最高!に思えました。
銀座の久兵衛さんのお話も出ていましたので、推して知るべし。(笑)
あ、お吸い物の写真がない。
どこいったんだろう?
写真がないのであれなんですが、吉田さんからお吸い物に特別なものが入っているけれどなんだかわかる?と質問されました。
一口、口に啜りましたらわかりました。
当然、魚介が入ったお吸い物だったのですが、ほんのり磯の香りが鼻腔をくすぐります。
答えは、海水です。
海水の塩分濃度は約3%くらいとのことですので、その濃度が0.7〜0.8%になるくらい薄めます。
もしかしたら具材の関係で、それ以上薄くされているのかもしれません。
海の幸が美味しいのは海水が美味しくなければなりません。
その海水をもいただけるなんて。。。
今から考えると煮込み料理や、天ぷらの衣なんかにも海水が使われていたのかもしれません。
美味しい料理をお出し頂いた吉田さんご夫妻、同席いただいた皆様有難うございました。
店内に掲示されていたものです。
かっこいいですね~。
漁港前の駐車場で山口ご夫妻とはお別れし、残すメンバーは2台の車で福岡へ向かい走り出しました。
途中道の駅により、買い物したり、買い食いしたり。
長時間のドライブですから、車の中はカラオケ状態。
一台は松田聖子、もう一台は郷ひろみ(笑)。
レンタカーは同じところで借り、それぞれナビに従って空港に向け走ったのですが…
何故か私たちの車は高速迷子。入り口わからず、下道で途中まで走ってしまいました。
背後について来ていると思ってのに、唐津街道と高速に直接繋がる今宿バイパスを間違えて走っていたようです。
結局は合流できたのでよかったのですが…
レンタカーを返却後も、空港では楽しいことがあったようです。
私からは言えませんが…